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2025/12/12 更新

絵画に欠かせない最強の色 「白」の秘密をひも解く展覧会

赤色や青色、黒色と比べて、「何も描かれていない」と見過ごされがちな「白」。

モチーフの色としても、絵の具の色としても絵画にとって欠かせない色であり、
芸術家たちはさまざまな画法や技術を駆使しながら、
独自の感性を用いて「白」を表現してきた。

今回はクロード・モネが水色や紫色、ピンク色などを使って
白い雪の質感を表現した『ジヴェルニーの冬』や、
冠雪した富士山の堂々とした姿が描かれた横山大観の『霊峰不二』など、
西洋絵画や日本画、版画などを展示。

「白」がどのように使用されているかに着目しながら、
その魔法のような力に迫っていく。

千差万別の「白」の世界にどっぷりと浸るひと時を過ごそう。

白の魔法 ―モネ、大観も使った最強の色―
🔶DATA🔶
時:12月13日(土)~2026年3月22日(日)各日9:00~17:00・最終入館16:30
※12/29(月)~1/2(金)休館、会期中に一部作品の展示替えあり
所:ひろしま美術館
料:一般2200円、高大生1000円、小中生500円
☎082-223-2530

 

 

 

 

 

 

 

クロード・モネ《ジヴェルニーの冬》1885年 
油彩/カンヴァス ポーラ美術館