「故郷の呉市でパン屋さんを開きたかった」と話す、店主の正木巳賀さん。歴史ある名店『DONQ』で10年修行した後、’17年に自店をオープンさせた。店内を入って右の棚にはハード系、左には菓子パンや総菜パンが、美しく起立したように並び、その数は約50種類。呉市では珍しいハード系を多く取り揃えるも、プレーンな食パンからスイーツ系と幅広いラインナップだ。それも「子どもからお年寄りまで喜んでもらいたい」と話す正木さんの思いから。基本に忠実に小麦の美味しさを存分に引き出す、シンプルな材料と製法で作られるパンを求め、遠方から訪れる人も多数。