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キリンジ
2006.11.25@クラブクアトロ


  

10月に3年ぶりの新アルバム『DODECAGON』をリリースしたキリンジ。広島でのライブは2年ぶり! 開演直前の会場には、久しぶりに掘込兄弟の音を楽しむべく、たくさんの人が集まっていた。割合としては女性6:男性4くらい? 踊って踊って踊りまくる…というよりは、落ち着いたオトナの雰囲気を持つ人が多いような。やがて照明が落ち、キリンジの二人が現れると、そんなオトナたちも興奮を隠しきれない様子。期待で温度が上がった気がする会場に最初に流れたのは、『自棄っぱちオプティミスト』。『DODECAGON』からのナンバーだ。キリンジの歌には、「サビでもないのにやけに耳に残る箇所」がよくある気がするのだけど、この曲の場合は ♪渡る世間の鬼だって…というフレーズ。初めて聴いたときから、なんだか忘れられない。

  

このまま新曲中心に突っ走るのか!? と思いきや、3曲目のイントロで会場が息を呑むのが分かる。みんなが知ってる大好きな歌が始まる直前の、あの期待感。『風を撃て』が始まった。一言だけの軽い挨拶をはさんで、さらに『カメレオンガール』。個人的に『DODECAGON』の中で一番気に入っている『ロープウェイから今日は』も続けざまに演奏される。次は!?『雨は毛布のように』!? …と、ライブ前半から新曲×ヒット曲の波状攻撃。こんな贅沢でいいのか、うれしいけど心配。まあそんな心配はそれこそ杞憂というもので、中盤、そしてラストまで二人の勢いは全く止まることがなく。『DODECAGON』の1曲目に収録されている『Golden harvest』をはじめ、後半は力強いナンバーの連続で一気に過ぎ去って行ったのだった…。同じくアルバム収録曲の『アメリカン・クラッカー』も、ライブで聴くとCDとはまた違う、不思議な迫力で迫ってくる。ところで、たいていMC少な目のキリンジライブ。しかし少量ながらもその面白さは誰もが認めるところ。今回も中盤と後半に、笑いをもたらしてくれた。内容をここで紹介したいけれども、彼らのトボけた口ぶりあっての面白さ…という部分もあるので、気になる人は是非! 次回の広島ライブでとくと堪能してほしい。

(text by 山猫) ※掲載写真は別会場で撮影されたものです

 
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