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SHAKALABBITS
2004.12.22@ナミキジャンクション&12.23@クラブクアトロ


  

スモールバージョンの「shakalabbits」とビッグバージョンの「SHAKALABBITS」、会場の大きさを変え、全国各地で2パターンの公演を行うということで、始まる前から話題沸騰だった「BURNING CYLINDER TOUR 2004」その広島公演2DAYSにお邪魔してきました!

  
@初日のナミキジャンクションは、通称「日本一アツいライブハウス」。会場の熱気、観客の盛り上がりはもちろんのことながら…実際、本当に「暑い」。しかも今回も発売早々にSOLDOUTしていただけあって、クーラーの冷気がまったく感じられないムンムンぶり。UKIちゃんをはじめメンバーの髪の毛も、遠目に見てもそれとわかるほど、あっという間にグショ濡れに…。1曲目から観客全員がVoと化したかのような合唱っぷりで、時にはUKIちゃんの声がかき消されるほど。8曲目「MONSTER TREE」のサビでは観客みんながたかだかと手のひらを広げ、まるで木々のよう。ステージからの光に照らされ、無数の手のひらが輝く中でUKIちゃんが歌っている姿を観ていると、会場は盛り上がっているのに私の目からは涙が…。その一瞬しか生まれ得ない感動に立ち会えているんだなあと痛感。
  
合間のMCではMAHが「$%&++@@」と不思議な言語でコメントし、UKIちゃんが「広島が好きだ、と?」と翻訳してくれた。その後のMAHの返事「@$$」が「YES」のメッセージだったのは、きっと翻訳しなくてもみんなに伝わっていた、と思う。さらにライブも終盤に差し掛かり、UKIちゃんが「もうすぐラストです」と告げると、会場からは「ヤダー」の大合唱!それに答えてUKIちゃんが「♪ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダ、終わっちゃうのヤダ…」とかわいい即興ソングを披露してくれた。さらに対抗して(?)KINGも「♪ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダ…」。こちらも、ある意味、かわいかった。全15曲を歌いきって、アンコール1曲目の「ポビーとディンガン」では、UKIちゃんの投げかけに応え、会場のみんなが手をつなぎ、大きな輪になって合唱。全身汗びっしょりになって、メンバーと別れた。最後にはKINGが「今日も凄かったけど、歴史は塗り替えられる為にあるんで…。明日はもっと凄いのにするぞ!」と宣言。果たして、クアトロではどんなステージを見せてくれるのか?
  
Aというわけで2日目、クラブクアトロ。前日のナミキジャンクションの倍近い収容人数で広島一の大きさを誇るライブハウスながら、これまた即日SOLDOUT。ナミキジャンクションでのライブ後にKINGが出演したラジオ『秘密の音園』(RCC)にも「行きたいのにチケット取れなかったー!」との悔しいお便りが殺到していたように、本当に今回は激烈なチケット争奪戦が行われていたよう。それだけに、みごとチケットをゲットした観客のボルテージはかなりのもの。「Pivot」から始まって18曲目の「GO」に至るまでの間に、ファンとメンバーの汗、呼吸がどんどこ水蒸気と化し、構えたカメラのレンズも瞬時に曇っていく。メンバーも「今日の湿気はすごい!」とMCするほど。そんななか、特に印象に残ったのが15曲目「星空の下で」。本来の歌詞は、物事に対する近い感性を感じていた恋人と別れ、新作の映画を観ても相手のことを思い出す、という切ない内容。でも会場で聴くと、会場いっぱいに集まった観客同士、そしてメンバーが、同じ価値観を共有していることを実感できる内容に聴こえた。「僕たちはよく似てる」「同じ気持ちでいること」。きっと今まさに、みんな同じ気持ちでこの歌を聴いている。MCでもUKIちゃんが「みんなで1つのことをしている感じがする。一人でできる強さって大切だけど、人は一人では生きて行けないし…」と言っていたっけ。あまりの熱気に気分が悪くなる人が出たときも、周りの人々が声を掛け合ってスタッフに助けを求めている姿が何度か見られ、この世知辛い世の中に助け合いの精神を垣間見たり。前日に見られなかったスペシャルネタとしては、14曲目と15曲目の間に行われたTAKE-Cのソロ演奏。ナミキの時に私の近くにいたTAKE-Cファンの女の子、今日は来れていたんだろうか…。ああ、聴かせてあげたい。
  
アンコールでは、ステージに向かって右手側にいた男子数人から始まった「シャカーラビッツ!パパンパパンパン(手拍子)」コールがあっという間にクアトロじゅうに広がった。これ、広島人ならご存知のとおり、サンフレッチェ広島の定番応援コール。それに応え、床から地響きが聞こえるほどの熱狂のなか、再びメンバーが登場してくれた。一人一人の挨拶では、KINGが「最近おばさまにも人気が出てきました、KINGです」と名乗ると「キン様―」の黄色い声援が。杉様(古いか)、ヨン様に続くおばさま界のアイドルは、キン様かもしれない。「COMEBACK ANYTIME」「ポビーとディンガン」、そしてラストの「G★S★G」まで駆け抜けると、メンバー全員が前に出て、前列の観客と握手、握手、握手。去り際にはMAHがドラムスティックとミネラルウォーターを会場に投げ入れた。みごとキャッチした幸運な人は、回し飲みしてライブで失った水分を補給したことでしょう…。
  
2日間のライブに参加して一番強く感じたのは、SHAKALABBITSが人とのつながりをとても大切にしているバンドなんだなー、ということ。「ポビーとディンガン」を演奏する前には、「うちらのことは見なくていいから、会場みんなでおっきい輪を作って、みんなで歌って」と言ってみたり、クアトロではファン全員と一緒に記念撮影をしてみたり。他人同士として会場を訪れた数百人が、ここから新しい関係を築いていけるようにって考えているのが、言葉や演奏の端々から伝わってきた。会場の大きさや曲目は違っても、そこで生まれた熱気や感動、ファン同士の連帯感は多分、同質のもの。みんな、SHAKALABBITSを聴いて素敵な大人になっていくんだろうなー。2005年2月中旬には特典満載のPV集も発売されるらしいので、行けなかった人は、これを観ながら次回ライブを待ちましょう。

(text by 山猫)
 
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