ASA-CHANG&巡礼
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| 2002.9.11@ONE
LOVE |
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| TJじゅん作的『生音グルーブの旅 其の一』 |
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東京スカパラダイスオーケストラの創設者であり、コーネリアスやCHARA、UAなどのドラマーとしても知られるASA-CHANG率いる、ASA-CHANG&巡礼。
昨年の広島公演を見逃した僕ときたら、どれほどこの日を待ち望んだことか…。編集作業も佳境に入った9月11日。この日のために連日睡眠時間を削り、徹夜明けの目を擦りながら会場に潜り込んだ。 |
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| 会場は中区千田町のONE
LOVE。玲葉奈のアンプラグドをはじめ、レアな公演盛り沢山のダイニング・カフェだ。キャパはわずか50人弱。誤解が無いよう言っておくが、ASA-CHANG&巡礼は決して50人しか集客できないアーティストではない。彼らのライブはかなり特殊で「巡礼トロニクス」と名付けられた自前のシステムと、インドの打楽器・タブラとの掛け合いで進行するため、大バコでの演奏には適さず、今回の全国ツアーも美容室や中華料理店?などを会場に選んでいるのだ。 |
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まず、驚いたのが会場内のデコレーション。照明を落とし、ステージ横に設置されたブラックライトで、白い衣装がボワッと浮かび上がる。完全に日常を逸脱した雰囲気に、早くもクラッときた僕。徹夜明けの身体にはZIMA1杯で充分だったらしく、ホロ酔い状態で床に座り込む。さぁ、イイ感じになってきたぞ。
1曲目はニューアルバム『つぎねぷ』に収録の“トレモロ”。ゆらゆら揺れる笛の音色から、超高速なタブラに同調する声(サンプリングした声をパーカッション的に使用)の洪水に。ほとんどの観客が、この時点で巡礼ワールドにハマった。静まりかえって聴きつつも、脳ミソの中で弾み続けるタブラのリズム。こんな不思議な感覚は初めてだ…。
圧巻だったのは、ヨーロッパのテクノ・チャートの話題を独占した問題作“花”。『つぎねぷ』に収録のレイ・ハラカミRemixではなく、sgバージョン(後でRemixバージョンも演奏)のイントロが流れ、全身に鳥肌が立つ。リズムと融合するクラムボンの(Vo)原田郁子の声を辿るうちに、だんだん気持ち良くなってきた僕は…、不覚にも、5分間、熟睡してしまった。ライブで寝たのは、これが初めて。悪い意味じゃなくて、本当に気持ち良かったんだもん。会場のソファを濡らしたのは、涙だったのかヨダレだったのか。とにかく僕は、5分間どこかに行っていた(笑)。 |
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そんな感じでライブは終了。踊らず叫ばずパチパチパチッと、拍手だけで終了。最高の余韻だった。後日、翌日はアンコールがあったと聞き、相当悔しかったけど…。
ASA-CHANG&巡礼。カテゴライズ不可能の音世界。みなさんも1度体験してみてください。僕の経験上、彼らのCDを始めて聴いた人は、まず「なにこれ?」と絶句して、2日後くらいに「あのCDって…、どこに売ってんの?」と尋ねてくる(笑)。ご安心を、普通にCDショップに売っていますから。しかもJ-POPコーナーにポンッと置いてあったりする(笑)。J-POP?奥深いねぇ(笑)。
(Text by じゅん作) |