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来広ミュージシャン
やまねやすひろ
山根康広
<実はラブソングは苦手…。もうネタがないよ〜(笑)>
profile●1993年に“GET ALONG TOGETHER”で鮮烈デビュー。ゴールデンアロー賞受賞や紅白出場を経て、一躍トップアーティストに。その後も自ら楽曲を手がけ数多くのヒット曲を生む。また、毎年30ヵ所近いツアーを行うなどライブ活動も精力的に展開中。

――今作の中で特にお気に入りの曲ってありますか?
「自分的には…、アルバムのオープニングチューンとかそのへんはライブも想定して作るっていうところもあって、結構いい感じになってると思いますね。2曲目なんかも意外と…、ラブソングなんですけどね。最近あんまりラブソングが書けなくて、メッセージソング系が多かったんですよ。だから前回も結構ロックアルバムになってて。まぁ、久々にラブソングもいいかなと思って、今回ちょっと入っているんです。今回のは久々に前向きな感じで書けたかな」
――山根康広のイメージの中でメッセージソングと双璧をなすのがラブソングですよね。やっぱりしっくりくるというか…。これぞ山根康広だなって。
「そうなんですよね。ラブソングは結構デビューのころ、立て続けにシングルリリースしてましたからね。アルバムを深く聞いてくれてる人って全体のイメージが見えてるけど、普段普通に生活してる中ではシングルのほうがよく耳にするから、普通に聴いてくれている人には、そっちのほうがイメージであると思うんですよね。それはそれで…、まぁそんなに得意じゃないんですけど…」
――ラブソングって苦手なんですか?
「そうですね。どっちかっていうと悲しい歌のほうが得意…、得意っていうか書きやすいんですよ。ハッピィな…幸せな、前向きな曲っておれ的には難しいんですよね、本当はね。でもそういうイメージがすごいあるみたいで」

今でも心に深く残っている“GET ALONG TOGETHER”。それだけあのデビュー曲のインパクトがあり過ぎて、ラブソングのイメージが強かったのですが…。実は苦手って…。実に意外な言葉でした。

――曲を聴いていると違うのかなと思ったりしますが、もともとロックですよね。
「趣味で言うと、やっぱり昔ハードロックとか好きだったんで。アルバムでは多少そういうのは入れてもいいかと思って書いたりしてますね。9曲目とか今回さりげに入れているんですけども(笑)。アルバムやシングルをリリースして、ファンレターがくるじゃないですか。でもまずそれらの曲に関しては書いてないんですよね。まぁ、わかってるんですけど。でもいいかと思ってて。女の子の場合だったらラブソングとか好きだから仕方ないと思うし…、男の子ってあんまりファンレター書かないでしょ。だから実際のところはどうなのかなとか思うけど。でもライブだったらやっぱり結構男の子とか好きだから、そういうの。現にノッてくれてるから良かったと思います(笑)」
――やっぱりロックのほうが作りやすいですか?
「個人的に楽しいですからね。だからメッセージソングとかすごく書きやすいですけど、ね。ラブソングとかね、もうないよって感じになるんですよね(笑)。でもまぁ、そういう作品もいるしな〜みたいな。そういうところはやっぱりね、聞いてくれてる人も聞きたいんだろうなっていうのもわかってるし。まぁ書いてみようかなみたいな」

そうなんです。ラブソングやメッセージソングのイメージが強いですが、実はロックな人なんです。話をしていても思ったのですが、まさに“男”ですよ。アルバムではぜひそんなロックな曲にも耳を傾けてじっくり聴いてみてほしいです。少し違った山根康広が見えてくるかもしれないですよ。

(text by らっきょU)

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