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来広ミュージシャン
さいとうかずよし
斉藤和義
<青春=ブルマ!? しかもミニ!!>
profile●1966年、栃木県出身。小学6年の時に初めて手にしたアコースティックギターから、音楽人生がスタート。1993年“僕の見たビートルズはTVの中”でメジャーデビュー。昨年9月のアコースティックバージョンのライブを経て、6月18日(金)、クアトロにてライブ!

――最新作『青春ブルース』。最初にコンセプト的なものはあったんですか?
「う〜ん、なるべく、カセットの46分テープに収まる感じにしたいなぁと。他の人のCDでも1時間以上あったり、18曲とか入ってると集中力が途切れちゃうこともあって。『46分テープに収まる』が今回は絶対、と思って。1曲1曲もコンパクトに、5分超えたら今回はボツと思ったし」
――自分が聴きたいアルバムを作りたかったってこと?
「それもあるし。…長くするのって簡単なんだよね。アレンジとかで伸ばすことはできるけど。凝縮してもいい曲っていうのが課題でもあったかな? 自分が好きで、繰り返し聴いてるアルバムもそんな感じだし」
――「そぎ落としていった」っていうシンプルさともちょっと違いますよね?
「前回の、広島にも来た弾き語りのツアーが結構良くて。実は初め、弾き語りのアルバムを作ろうとも思ったんだけど。最初の2〜3曲を録ったその翌日くらいに、ちょっとバンドの音入れてみようか、とか。そうやってるうちに、その方がしっくりくる曲もいっぱい出てきて。結果的に1曲もなくなっちゃった(笑)」
――まあいいやって?(笑)
「そう。録り始めて3日で『変更変更!』って(笑)。それで、もっくん(森信行)に来てもらったらすぐに6〜7曲録れちゃって。こりゃいいやって、結果的に弾き語りのヒの字もなくなってました(笑)。でも最初は弾き語りのつもりでいたんで、弾き語り+最小限で済んじゃうような感じになりましたね。隙間をすごく残しておくような。シンセは持ち込まない、とか」
――そういうルールがあったんだ(笑)。今そういう方向に行った理由は?
「前回、ハードディスクレコーダーの便利なヤツを使ったんだけど。ずーっと録れて便利なんだけど、気合の入れ時が散漫になっちゃって。アナログだとせいぜい録れるのは15分程度だし笑。一発で決めるぞ!って気合が違うわけですよ。音も太いから、それだけで成立してしまったり。逆に、デジタルだと音はキレイだけど細いから、どうしても重ねたくなっちゃうし。まあどっちもどっちなんだけど。それで結果的に潔いテイクが多くなっていったんじゃないかな。まあ、病気をしたこともあって、朝までダラダラするのはやめようっていう気持ちも、多少あったし…だから早くできる曲はちゃちゃっと録っちゃって(笑)」
――ははは。人間的な生活の中でできたレコーディング?
「うん、これまでで一番健全で、健康的なレコーディング(笑)。よく食べて、よく寝て(笑)」
――私のお気に入りは“裸の王様”“裸の俺様”の裸シリーズ。
「ああ、特にちゃちゃっと録っちゃったヤツですね(笑)」
――そのへんもね、“素”な感じがして。斉藤さんのライブのイメージに近いかな? カッコよくもあり、いい曲でもあり、エッチでもあり。ここまでその要素が出てた曲も今までないかなぁと。
「ああ、なんだろうな。バンドの3人とすごく仲が良くて、録音の前後とかもずっとジャムってたり。その一部を録ったって感じなんだけど。みんななんか、やる気が音に表れてたし、そういうところに煽られた部分もいっぱいあるし、そのために呼んだって部分もあるし…。そういうのもあって、すごいレコーディングは楽しかったですね」
――今回は浜崎貴司さんも参加されてたり。
「うん、前から面識はあったんだけどね。地元がお互い一緒なのも知ってて。ある日打ち上げで“オリオン通り”話で盛り上がって。行ってた店とか、かぶりまくっててね」
――栃木の実在の通りなんですね。
「そうそう、だから今回の曲が実現したという」
――とにかく、いろんなコトで楽しんでますね。
「う〜ん、行き当たりばったりだけどね(笑)」
――病に倒れたことは何か影響してますか?
「まあ、悩んでもしょうがないってことですね。カラダを壊すくらいやったからって、音には何ら関係ないと思うし。入院してるときに、好きなバンドの音を聴いてたんだけど。すごい痛かった時とかに、それをヘッドホンで聴いてたら、その間、痛みを忘れてるんですよ」
――スゴイ!
「そう。だからね、音楽には治癒力があるんだなぁと体感したし。あらためて、ミュージシャンっていうのはいい商売だと思ったね。だからこそ、あんま悩んでもしょうがないやって」
――そんなアルバムを引っさげて。今年はバンドでライブですね。最後に広島のファンに向けてひと言。
「えーと、『青春ブルース』っていうことで、もっくんがブルマで出ます」
――!なぜ!! (笑) しかも、それは『青春』ですか?(笑)
「青春ですよ」
――斉藤さんは?
「うん、やっぱブルマですかね。ミニブルマ」
――しかもミニ!! (笑)
「だからみんなもブルマで来てください」
――そりゃ何の会ですか!?(笑)
「まあ、中にそういうのをはいててもいいし…そういうライブですよと(笑)」
――知りませんよ〜。ファンはみんな、はいてきますよ(笑)。
「まあ、30代、40代の皆さんもまだまだ青春ですよと」
――…よく分かりました。小ギレイにまとめときます。
「よろしくおねがいします!(笑)」

(text by トニー)

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