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来広ミュージシャン
すずきとおる
鈴木トオル
<ピアノなしの鈴木トオルもアリでしょ?>
profile●1985年、LOOKのボーカリストとして"シャイニンオン君が哀しい"でデビュー。1988年に脱退後、ソロ活動を開始、9枚のアルバムと12枚のシングルをリリース。また、東京を中心にマンスリーライブを行うなど精力的な活動を続けている。4年半ぶり、ファン待望の13thシングル"rule"を3月10日に発表。

リリースとしてはご無沙汰だった鈴木トオル氏。しかし、東京ではマンスリーライブ、プライベートでも、フランスにて『ミシュラン』の三ツ星レストラン食べ歩き!など、かなり充実した日々を送っているのだとか。そんな鈴木氏に今後の野望などを聞いてみた。

――今後やっていきたいことは?
「いろいろあるけど…ジャズっていうものに惹かれる部分があるね。実は、一番最初に入ったバンドがジャズだったんで、ちょっと返っている部分があるのかな。とはいえ、難しくやるんじゃなくて、どうポップと融合できるか。そういうことをやってみたいな」
――キーワードとしては『ナマ』が浮かんでくるんですが。
「そうだね。マンスリーライブでも、いろんなミュージシャンを呼んできて、その場でどういい所を引き出すかっていうのが楽しいわけだし」
――ある意味、クセみたいなものもまた面白い、と。
「そうそう! 僕の歌い方なんかもね、クセでどうしようもない、この歌いまわしになっちゃうんだよね、エヘヘ…みたいな所もあるから(笑)。ミュージシャンの方もそれが分かってて、『やっぱりそう来たか、じゃあこうだ!』っていう。そういう駆け引きが面白いんだよね」
――今回の作品にアカペラの曲が入ってたりするのも、そういうナマの温かさを大事にするため?
「そうですね。実は最近、鍵盤楽器を使わないライブっていうのをやっていて。キーボードっていうくらいだから、やっぱりキーが一列に並んでて、見たとおりの音が出るんですよ。でもギターってのは、そのまま弾いても響きが良くなかったりとか、指が届かなかったりとか(笑)。どんどん削ぎ落とす作業になるんだよね。それで鍵盤を入れないことで、かえって音楽の自由度が上がっていくんですよ」
――意外! 鈴木さんにピアノはつきものってイメージですが…。
「でしょ? でも、躊躇なく切り離しましたね(笑)。とはいえ、いつかまたピアノに戻るかもしれませんけどね」

(text by トニー)

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