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2020/11/03 更新

過去に対峙する人々の姿を痛々しくも鮮烈に描き出す

 立呑屋で生まれたオトナの部活「寅卯演劇部」。第25回劇作家協会新人戯曲賞第一次審査通過作(2019年)である『夜を照らす人』は、寅卯演劇部主宰で女優としても活動する上岡久美子による作・演出。本作は、東京を舞台とした群青劇。満ち欠けする月の光に照らされて浮かび上がる一人の女性の生と死を軸に、取り返しのつかない過去に向き合う人々の姿を痛々しくも、鮮烈に描きだす。広島県出身で現在は京都の人気劇団「MONO」に所属する立川茜、落合晶子、青木潤(劇団春一番)、鈴木隆太、林大貴(イヌノフ)、クラシキマコト(《劇団くろ白》)、川村祥太(劇団たわけもの)、塚本明日香、松本朋子、松田求(演劇ユニットたわごと)、上岡久美子たち広島ゆかりのキャストで送る。

公益財団法人広島市文化財団文化活動助成事業
寅卯演劇部第2回公演 「夜を照らす人」 作・演出:上岡久美子
【時】12月5日(土)18:00~、6日(日)11:00~、15:30~
【所】広島市南区民文化センター(スタジオ)
【料】一般2500円(当日3000円)、学生・65歳以上・障がい者1500円(当日2000円※要証明書)※小学生以下入場不可
【チケット】発売中 寅卯演劇部の電話もしくはメール、ホームページ(https://www.facebook.com/torauengekibu)にて
【問】寅卯演劇部 【℡】050-3555-9471 【Mail】torauengekibu@gmail.com


立川茜(MONO) Photo:水戸亜祐美