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2019/04/28 更新

【誌面で振り返る】平成16年~平成20年の広島 混迷していた新球場計画が動き出す

 街の中心部にあり、広島市民の喜びと悔しさが詰まった場所である広島市民球場。平成に入って以降、建物の老朽化が進み、常に新球場建設が議論されてきたが平成17年、JR貨物ヤード跡地への移転が正式決定。それを機に、一時は年間入場者数が100万人を切っていた観客動員もV字回復を見せる。特に市民球場最終年の平成20年には数々のイベントが組まれ、街は「さよなら市民球場」ムードに包まれた。また、カープをこよなく愛する地元出身ミュージシャン・奥田民生は市民球場初となるコンサートを実現。カープの低迷に喝を入れるような熱い弾き語りに満員の聴衆が涙した。