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2019/04/18 更新

聞きごたえのある壮大な作品から ブルックナーの核心に迫る

 生涯オーストリアを本拠に活動したアントン・ブルックナーを心酔する下野竜也。音楽総監督3年目となる下野との〝縁〞により、広響楽団にとってもブルックナーが重要なレパートリーとなり一段と深みを増している。今回は〝交響曲第5番変ロ長調(原典版)〞を選曲。本作は1875年〜78年にかけてブルックナーにとって苦難の時代に作られ、彼の核心に迫る重要な作品と言える。構築性と力強さから、ファンの中には後期3大交響曲よりも第5番を推す人も多いようだ。これまで下野が指揮してきたブルックナー作品は高い評価を得ており、本公演にも大きな期待が湧きあがる。

広島交響楽団 第390回定期演奏会
【時】5月24日(金)18:45~  【所】広島文化学園HBGホール  【料】S席5200円、A席4700円、B席4200円(学生1500円、広響事務局のみ)
【チケット】 発売中 (L) 62081 (ぴ) 142-481 エディオン広島本店PG(サンモール1F)、福屋八丁堀本店ほか  【問】広響事務局 ☎082-532-3080